JR岩見沢駅
久々に感動した。
09年度グッドデザイン大賞 『JR岩見沢駅 複合駅舎』
~ワークヴィジョンズ+岩見沢レンガプロジェクト事務局による街再生プロジェクト~
http://www.g-mark.org/award/detail.html?id=35669&sheet=eval

自動車や椅子かと思いきや、15の大賞候補から選ばれたのは、 駅 。
外壁のレンガには1つ1つに世界各国の購入者の名前が刻まれてる。
古レールを活用したガラスファサード等、巧みな設計も評価されたのだろうが、
見掛けだけの”デザイン”でなく、そのデザインが何を ”変えた” が受賞の要因。
岩見沢駅舎再生に市民が関わったことにより、人と人との繋がりが再生し、「まちづくり」へつながっていった。
昼にお弁当を食べに集まる様になった会社員、孫と散歩に来る祖父母、結婚式を挙げるカップルまで、
駅に人が集まるようになった。駅を中心に街の雰囲気が変わった。人が行き交い、笑顔が生まれる場所となった。
「デザインの力で人々の生活を変えていける」
デザイナー西村浩氏の力強い言葉。
生活を変える。
どれ程重いテーマか。
大学時代、山間部過疎地のまちづくりに関わった時、現場で行政・住民の方々と色々な議論をした。
町おこしの特産品、活気付ける為のイベント、高齢者を活かす仕組み、福祉・医療・ボランティアの活動等々。
安全安心の町を目指し、果ては地域から興る活動が日本を元気に出来るように。
けれど、1つの”デザイン”が街を変えるなんて想像もしなかった。
無論、そういった方法が合う合わない地域ってのはあるだろし、
人が定着し地域が活性化するには結局雇用や社会保障の問題が重く圧し掛かるのだけれど、
「まちづくり」の手法が1つ大きな実績となり、それがグッドデザイン賞という場で評価されるなんて、
なんて真っ当で素敵な事だろうか。
デザインそのものだけでなく、西村氏の言う様に大事なのは「プロセス」。
皆を巻き込み、大きな絵姿を目指し、一つずつ積み上げ、評価に値する実績を生む。
そうして人が人を呼ぶ。
この件をキッカケに、そんな遣り方が日本全国のまちづくり活動・地域に生きる人たちに1つのアイディアとして取り入れられ、より多くの地域が自ら立ち上がっていく、そんな風に広がっていけば良いのになと、心から思う。


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