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October 05, 2004

理想の社会

これから社会人になる者がこんな事を言ったら不安視されるかもしれない。
見くびられるかもしれない。世間知らずと笑われるかもしれない。

それでも思うところがある。今だからこそ。

『社会活動に理想を求めちゃいけないのか??』

経済・企業ニュースを見れば、不祥事や権力闘争の成れの果てが目に付く。
以前も書いたが、こういった「規範」に取り込まれ埋没し結果腐敗飛散することが怖いのだ。

奇麗事を言うつもりはない。
ただ、『真の意味で中長期的な利益を求める合理的な選択を行いたい』だけだ。

日本の経済構造を詳しく知るわけではないが、
投資家が目に見える直接的短期的な利益を重視する風潮があるのは分かる。
それでは、植えている種が評価されない。

土木分野ではNPVという評価手法があり、
金融工学における社会的割引率だってそういった視野に立った指標であると思うが、
経営実績評価というのはかくも短絡的なモノなのか。

生物学的組織論的に言えば、
最重要のハズの組織の適応力・柔軟性といった生き延びるタメの根本的な”力”ではなく、
収益性・利益率や売り上げといった表面的な数字が重要視されている。

直接的には収益を上げる事かもしれないが、
組織の究極目標というのは、
『永続すること・生き残ること』ではないのだろうか。

それは翻って収益を上げ続けることであり、変化する環境に適応していくことである。

その視野が欠けているから、
直近の利益を追求する余り、反動で長期的な競争力を失う。
権力闘争に身を削り収益を稼げる体質を育てられない。

なんてバカらしい。。。

経済雑誌記事から拾えば、
無理なノルマ性を強制し人材を疲弊させ結果人材流出・競争力収益力低下につながっている銀行などその典型例だ。

もちろんそれをしなければ倒産が目前に迫っている事情も理解できる。
ただ、あまりにバランスを欠いた場当たり的な対応のみでは遅かれ早かれ結果は同じだ。
切捨て見限り大胆過ぎると思えるほどの根幹的な構造変化を断行しなければジリ貧じゃないのか。

そういった意味で、
理にかなった、合理的な、納得できる戦略の下で動きたいと思う。
それであれば頑張れる。先が見える。力を惜しまず取り組めると、思える。

モノの見方は様々だ。
企業により、ヒトにより、目指すもの、拠り所とする概念、信念は異なるだろう。

だからこそ、自分が信ずる方向を同じくする組織の中で、精一杯やりたい。
疑問を感じながら、「規範」に流され、結果共倒れでは救うに救われない。

自分の方向が間違っていたのなら、自分のせいにできる。悔い改められる。
誤りを正し、再出発できる。

だが、他の人のせいにしてしまうような状況で、どれだけのエネルギーを再転換できるだろうか。

奇麗事と笑われるかもしれない。
世間知らずと嘲られるかもしれない。

けど、願う。

『自分が正しいと信じる方向の中で相互作用しながら前に進む企業体の中で頑張れる』
コトを。

  

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Comments

ふむふむ。
今回はおれには難しかったな。
なんか最近おれの天声人語化してます(笑)

Posted by: かなざわ | October 06, 2004 01:10 AM

あらまお褒め頂いて。そりゃ言ーすぎや~^^
読んでくれててありがたう。

Posted by: かっき | October 06, 2004 02:42 AM

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