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October 29, 2004

ヒトが創るヒトの考え方とヒトの世界

クリティカルシンキングとかロジカルシンキングとか。
付けたモン勝ちの名前が色々聞こえてくるけど、どうにもしっくりこない。

論理的思考ってゆったって、”論理”はいっぱいある。
前提として絶対的な枠組みってのは時空間くらいで、それ以外はヒトが考え出した考え方だ。

以前も引用したように、
『人間の行動の領域における客観化とは、常識的には、価値判断が主観的意見として恣意的で考えなしに受け入れられることではなく、その意味がより高次の価値体系に照らして検証されたことによって受け入れられる、という程度の意味でしかありえない[ハンス・ウルリッヒ]』
というのは俺も同意するところだ。

さらに、系統立てられて作り込まれた数学の世界ならまだしも、
ビジネス等現実世界の問題を扱う場合に、世界で最も非合理的な生き物であるヒトが考え出した思考構造がどれほど有効だろうと言うのだろう。

大多数の思考構造にオーバーラップするが故にあたかもそれが正しいかの如く受け入れられているが、それをもう一つ上位の価値体系から眺めれば脆弱性を感じ得ない。

そんな折、出会った言葉が「integrated thinking」。
ビビっときた。

アプリオリとも言える「序列」の考え方を機軸とし、
問題を包括的に(comprehensively)範囲指定し、あらゆる角度からのアプローチと蓄積、検証を行う。
その際問題なのは”妥当性”(legitimacy)であり、どんな構造思考が適切化は適宜変わる。

考え方の一つでしかない”論理性”には決して捉われない、そんな考え方が必要ではないかと思う。
だって、非合理とその時は判断されるヒトの気持ちを合理的に判断し意思決定しなければならないのだから。

所詮は全て人間の「解釈」次第。

何かそれに従えば非難されない絶対的な基準を、安定を求めるヒトの思考は必要とするのかもしれない。
それに従えば、何かあった時、自分のせいにされないで済む。

けど、無いんだ。そんなもん。

それより、無理に或る枠組みに当てはめようとする方が怖い。
歪曲された理解の向こうに幸せは存在しない。

全ては自分の責任。
自分の解釈が、唯一の自分にとっての真実であるこの世界を、構築する。
だから、判断するのも考えるのも自分。
今見ている世界も全て自分が創り出したモノ。

もっと自分を信じればいい。
効率性に捉われ均質を是とするツマンナイ領域にいる必要なんてない。

その時その時、自分が正しいと”信じる”考え方で進めていけばいい。
ただし、社会の一員として生きる以上ある程度以上の逸脱は許されない。
あくまで自分が生きる世界の潮流を感じ見極め、その中で自分の立ち位置を求めていけばいい。

何が大事で何が正しいのか。
もっともっと自分を大事に見つめて育てていく必要があると思う。

  

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Comments

同感!!
世界は自分の中で、自分が感じた以上のものでないなら
感じるままま行動するのがベストやんな~
ただ、その生き方では自分ですべて責任を取らなくてはいけないし、
自分の考えを世の中にさらげ出すことになるし、
何より自分という人間のすべてを直視しなくてはいけなくなるよな。
めっちゃ勇気のいる生き方かもね。
そうありたいと思っててもなかなかそうはいかないこともしばしば・・・
ま、これから精進精進!!

あ、あともうひとつ。
「顧客が何を感じ、何を考えているのか伝わってこない」
アクセンチュアのインターンに行ったときに付け焼刃のロジカルシンキングで固めた俺らのチームのプレゼンを見て、
パートナークラスの社員の方にいわれた言葉です。
コンサルタントの方でさえ時には、非合理的でありうる現場の生の現象を重要視するくらいだし、
ロジカルシンキングが重要視されるビジネス(思ってるだけ?)においても、
生の人の声ってのはロジックに勝るものなんじゃないかなって思ってます。
だとしたら、ビジネスってめっちゃあっついものなのかもね☆
なんて期待してみたりしてる今日この頃。甘いかなぁ・・・
かっきぃはどんな感じにビジネスをとらえてるんでしょ?

長々と書いて申し訳ない。やっぱ話すほうがええな~。
また飯くいにでもいきやしょう!

Posted by: soba | October 30, 2004 02:02 PM

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