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October 30, 2004

社会への期待と希望

アッツイこめんと頂き嬉しくなってもう一言。(thanxそば☆)

論理論理と、社会人を目指す学生の間で余りにも過剰注視されている気がする。

もちろん時間と空間に立脚する序列や因果を根拠とした理論構築には私も賛成だが、
所謂ロジカルシンキングで叫ばれるトコロの論理的思考とやらにはどうも無感情な単なるツール的色が鼻につく。

本の中で述べられている”論理的思考”そのものが世の中において”論理的に”真実であるコトまで述べている著書があるだろうか。
全ての本に目を通したワケではないが、多分無い。
それらは多分、哲学・心理学・認知科学にまで掘り下げなければならないからだ。

もちろん、取り出せたデータが”正しい”という前提の下であれば、数的分析ツールやチャートは有効に働くだろう。
けれど、世の中には「データを取り出す」という考え方すら無縁に動いている部分だってあるんだ。

私が現時点でビジネス世界に見ているのは、そういった”めっちゃあっついもの”(byそば)だ。


そう述べる私の意見は、地方公共団体での研究活動や海外の大学院に所属した留学経験からきている。

自分の理屈、論理なんて通じなかった。何一つ。
もちろんコミュニケーションのための情報処理や項目整理は常に行う。それはあくまでもう一段高次の処理だ。
問題はその上で現実をどう見るか、だ。

無力だった。とても。

結局ここでの問題を解決したのは、ヒトのつながり、ヒトの動きだった。
俺が貢献できたのは、その想いをヒトづてに繋げ、また自分の想いをぶつけていったことだけ。
そうしているうちに、目に見える範囲でヒトが動き出し、社会活動が動いた。
まるで生きているかの如く流動性を持ち、社会が動く。すごいスケールだった。

これが、社会活動だろう。
机の上じゃあない。

問題を処理し必要な情報をつなげていくことが論理性であるとするならば、
ヒトの気持ち、感情、精神を主体とするべきだ。

見せ掛けのロジックなんて役に立たない。
ヒトはそんなんでくくれるほど単純じゃない。そう願いたい。

もちろん先人たちは、現実での社会経験から得た教訓を誰でも使えるようにある程度の規範性を持たせ学問として体系立ててきたのだろうけど、最も大事な要素が欠けていて、まがりなりにも日本教育を受けてきた自分だからこそとてもそれが満足できるものではないと、今こそ感じる。


私が築いてきた論理性など、所詮今まで生きてきた世界で私の心が積み上げた根拠の無い”自分流考え方”に過ぎない。
それがある程度生きる世界を共有している範囲内では大きなズレとなって現れることが無いから、偉そうに述べる意見に対して反駁されないだけだ。

もっと言うなら、世の中で言われるところの論理的とは、大部分の人間が頭の中に持ち得る「意味論的システムモデル」にある程度合致し得るに過ぎない一構造に過ぎないと、私は思う。(参:ソフトシステム方法論におけるタイポロジー)

そういうことだ。

考えてみて欲しい。

失恋に髪を振り乱さんばかりに泣いている女性を自分の論理的トークで慰められるか?
コンクールに負け机に突っ伏し号泣している人を自分の論理的トークで立ち直させられるか?
ナニかを言われ怒り心頭のおっちゃんを論理的トークで静められるか?
アンケートをお願いしに自宅に伺った時にただ”帰れ!”と言われた相手に論理的トークで納得させることができるか?

そういう場面で貴方はどんな言葉・態度を用いる?

最も愚かな類の人でなければ、自分の経験から何かを分かりやすく言い立てるよりも、まず相手の話を聞こうとするのでないだろうか。
だって、その人がどんな思いをもってどんな考え方で現実に起こった出来事に対して今見られる行動を起こしているかが、分かんないんだから。

ビジネスだって、一緒じゃないん?

ヒトが想い、興し、動き、創っていくんだろ。

一流経営者に、論理的方向性だけ述べる覚めたオッサンおばちゃん見ないだろ。
アツイ想いを語り、それを企業倫理として組織全体で共有し、ヒトが突き進んでいくからこそ強いんだろ。
それは、ヒトの気持ちだからだと思う。

個人のアツイ想いに、とってつけたような理屈なんて要らない。
それが大勢に共感されるってのは、人間の本質である社会への好奇心を駆り立てる、俺らの心に確かにあるシステムモデルがその原理ともする向上の軸に沿って、疼く、ってことだろ。

だから今、俺は社会へ希望が持てる。
自分が考え付く論理を遥かに超えたトコロから、少なくとも論理に先行する”気持ち”で感じ取れるナニかを求めて。

だから、表向きの理屈なんていらない。
あつく、いこーや。

  

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