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December 08, 2004

この世界で”生きる”こと

眼前の世界が”抽象的に””見える”ってどんなんだろう。
感じるってコトなんだろか。それとも、信号として受け取り脳内で処理してるんだろか。。。

シキは天才だ。どうやら世界の全てが数的に把握できるらしい。いやもはや”数的”など俗的な表現すら当てはまらない。
”理解”という思考が届かない点へ到達しているようだ。科学的に表現するならば、哲学や認知科学において説明し得ない(世の中に該当する「言葉」が無いだけかもしれないが)領域、つまり内的システムモデルといった概念すら当てはまらない領域と融合しているのだろうか。
四次元が見える、なんて聞いたことあるけど、そんな感覚なんだろうか。

まぁそんな人間まだ会った事無いからヨシとしよう。

ただ、数的ではないにしろ、現存する言葉を借りるならば、社会心理的な抽象で世界を構築することはあるようだ。

俺はハッキリ天才とは一番遠いところにいる。
直感が優れてる訳でもないし、理解が早いわけでもない。
だから一つずつ積み上げてきたつもりだ。
その場その場でホンキで取り組み、感じることを一つずつココロに積んでいって、ヒトの話を聞きながらゆっくり消化してきた。俺なりに。
その結果、見て経験してきた世界に感じるところがあって、こうやって言葉に直したりできるようになってきた。

だけど、一足飛びにそこへ飛び込めるヒトがいる。
どうやら根拠となる実経験はないようだ。
ただ、俺が蓄積した経験を”統整”(統整原理:「内部観測」参照)するところを、最初に”規範”として頭に構造化しているみたいだ。

これも一種の天才か?
うーんでも天才って言葉使うことには何のイミもないし。

ただ思うのは、見て感じるところが違うんだろな、ってこと。
右脳使う人は芸術家肌とか言うけど。脳内器官の発達状況によって、ヒトそれぞれ感じ方が異なるんだろう。
同じ景色見たって描く絵は皆違う。勿論描写能力の制約もあるけれど、自分の想いのフィルターを通して世界を取り込んでるからだろう。

何が言いたいかってーと、”生きる”楽しみ方ってなんだろな、ってところ。

最近、自分が積んできた経験を、統合的に表現してくれる考え方に触れるのが楽しかった。
思うところが色々あって、自分なりに筋を通して理解してみたら、既にそれをもっと引き上げる表現で統合化している学問や考え方が世の中には既に存在していた。
うーんすごく魅力的。
さらに見ていたら、数あるそういった考え方や学問は、表現こそ違えと、皆同じことを言っているようにも見える。
それをもっともっと突き詰めると哲学とか近代宗教とかになるのかな。

でも、多分俺は抽象理論をこねくり回すだけの世界じゃあ生きていけない。
本に囲まれてだけなんて生きていけない。

だって俺ここにいるもん。

いずれゆっくり書いてみたいが、生活の本当の豊かさって、『生身の人間同士のやり取り』だと思う。
以前、社会は精神的充足の方向に動いていく、ってコトを書いたけど、今の経済活動はナニか大切なモノを忘れて突っ走ってるようにしか見えない時がある。

いーじゃんもっとゆっくり構えてみようや。
もっと人間臭く、素直に思うところをぶつけあって、汚いところも見せながら、それでも笑いながらやっていこうや。
人間関係が疲れるとか、浅く広い交友関係がラクだとか言わないで、一緒に傷つくくらい深く付き合っていこうや。

至高の抽象理論だけじゃあ人間は動かない。
恩も感じるし、人情もある。共に過ごした時間分だけ仲が深まって、信頼ってモンができてくる。
理屈なんてそこにはない。最も非合理な生命体である人間だけに許された、感情の特権だ。

もちろん、何の理念も方向性も無い場当たり的な生き方を推奨してるわけじゃない。
深く濃く生活を過ごした分は、頭の中に刻み込んで、自分を形成するために使いたい。
意識と認識のステップを登りながら、理想的な高みを描き目指してみたい。

具体と抽象。帰納と演繹。
どっちかに偏っても楽しめない。
俺は、両方欲しいと思ってる。

人間として生き、人間として関わり、人間として生活する。
けれどその中から、あるべき経済活動の方向性を見出し、本来の人間性と乖離の少ない発展社会を形成する手助けをしていきたい。
目指すべきは、豊かな個人と、それが形成する現実の世界。

来年からの職場ではそれが実現できると思ってる。
少なくとも、それに近づく感覚を磨ける仕事に関われると思ってる。

だから、自分のパートナーを探すなら、その両方を解ってくれるヒトがいいな、と思う。
まあそれも一緒に創り上げていくモンなんだろけど。

  

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