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April 13, 2005

保守性と生活

日本の天皇家というと皆はどんなイメージを持ってるんだろか.

まぁだいたい画一的なイメージに統一されるんだろな.
いつも超自然な笑顔で慎ましく振舞うある種超越的な存在に感じる.

それも当然っちゃ当然で.
日本は象徴天皇で,古来から殿様的存在を好む日本人の絶対的心の拠り所みたいな位置づけだから.

その辺がアメリカの大統領一家と決定的に違う.

日本では天皇家の悪口を言うなんてことは多分許されないだろうし,私生活はまったくの秘密裏だし.
ジョークで笑いを取れるような存在ではありえない.

その存在は多分,多分に日本国民に暗黙の安心感を与えてる.
『あぁ,あんな上品でハイソサエティなヒト達がトップに座ってられる国なんだ,ここは.』って.

こんだけ日本の経済が悪化して世界から信用を失って世界の企業に飲み込まれようとしてるご時世に,
たとえ景気が回復基調にあるとしたっていつ沈没するかも分からんこの国において,
国民がいつまでも平和ボケして一度覚えた贅沢な暮らしを捨てきれない理由が,
その辺にも一つありそうな気がする.

安心できるんだよね.
TVで天皇家の人達が安穏としてるところを見ると.

もし,仮にTVに登場する天皇家の人々がイキナリ貧しいカッコして苦しそうに
『日本がホンキでやばい,皆さん働いて下さい・・・』
ってゆったら結構なインパクトがある気がする.

まぁその時には同時にナニかが崩れ去るのかもしらんけど.

いずれにしろ,
俺は昔社会科で習った象徴天皇の”歴史的””社会的”意義なんて忘れたけど,
その辺をちゃんと語れるヒトは多分少なくて,それでも天皇家を見てなんとなく安心してしまうから,
皆ホンキにならないんだろうなぁ.

どことなく緩くて,誰かがなんとかしてくれると想ってて,助けてくれるごく一部の人間の存在に甘えてて.
それで言い訳をしながら辛い顔してみながらも安穏と日々過ごすような国民.

だって,税金を1億円払ってるヒトと100万円払ってるヒトが受けられる公共サービスって多分大差ないじゃん.
そしたら,税金がいくら高いって文句ゆったって,それでも自分より多く税金払ってくれてるヒトに甘えてる状況なんだよ.
恥ずかしくならないのかな?

日本人は変化を嫌う.
安心していたいし,出来ることならそのままいたい.
そんな欲望を形にしてくれてるのが象徴天皇であって,自分への言い訳に使える絶対的根拠なんだろな.

さて,日本がホントに沈みそうになったら象徴はどう変化するんだろうか.

死ぬ気で頑張る国,巻き返せる国,世界を変えることに意義を感じれる国.
そんな国になれるのはまだまだ先の話になりそうだ.

  

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